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    June 30

    業界再編の嵐と日本企業

     
    先週は東京本社を交えて、電話会議。議題は、お客様の動向について。。。。。。。。いやー、お客様が無くなる???
    私の会社ではIT部品を製造していますが、大切なお客様となっている会社が、突然別のIT会社に売却されることに。。。。。。
    といっても、小が大を飲み込んだり、小と小が合併したり、大と大も対等合併したり、本当に生き馬の目を抜くようなIT業界ですので、
    本社の皆さんも「さもありなん」という雰囲気。
     
    当面はお客様の名前が変る程度かもしれませんが、長期的な経営ビジョンが変ってくることもあるので、要注意。今月訪問した
    時には買収されるなんて、お客のCEOはおくびにもださなかったのに、先週には急に発表。全く予断の出来ない業界です。
     
    日本企業も世界的なM&Aの話の中に入ってきていますが、まだまだ株主に対して、生ぬるい体質ですね。赤字の事業部門を
    何年も抱えていて、それでも何とか生き残りをさせようとする日本の某大企業の例を見ていると、アメリカ企業はもっとドラスティック、
    ちょっと半年程赤字が続くと、直ぐに分社・身売り話が出てきます。合併先の企業で冷や飯を食うのは身売りされた会社の社員。。。と
    思っていると、実は、能力主義のアメリカの会社では、身売りされた会社の優秀な社員が、買った側の経営者になったりして、本当に
    ドラスティック。要は儲けられる人を上につけるという非常に解りやすい選定の結果ということです。
     
    さて、日本企業は、株主総会が終わった頃ですので、経営者の方々もほっとしている時期とは思いますが、昔は総会屋、いまや海外ファンド
    という相手に翻弄されることになり、苦労が多いのはいつも同じ。 しかしながら、その内容は洗練されていますね。株主として、経営者の
    弱みを握って、金をむしりとるという脅しの総会屋とは違い、あくまで、経営者の経営方針に意見を言い、会社の価値を増大させよう(そして
    配当をがっぽりもらうか、株式を高く売り抜けよう)というのが海外ファンド。これだけ会社が株主を意識するということは、小額の個人株式購入
    も面白い時代になってきたと思います。
     
    さて、上記の某大企業の経営者さんは大丈夫でしょうか?株式の持合なんかして、また経営者にあまい株主を作ろうとしているのであれば、
    その資質を問われても仕方ないでしょうね。会社は儲ける処で、奉仕する場所ではないんですから。。。。。
     
     
     
     
     
     
     
     
    June 23

    仕事の流儀・経営理念

     
    NHKで現役プロフェッショナルの仕事の紹介をしている番組がありますが、かなり個性的なプロフェッショナルの方々の話が多い。
     
    個人の能力がそのまま結果(収入、名声)に繋がるという非常に厳しい世界で生きているからこそ、番組でも取り上げるということなのでしょう。
    しかし海外で勤務していると、会社の中でも個人の流儀でグイグイと人を引っ張る人間が多いのに気づきます。自己主張をして、結果を出さないと
    そのポジションを直ぐに取られてしまうという非常に厳しい評価の世界に生きているからこその行動だと思います。
     
    逆に言うと、日本はこのようなグイグイ引っ張る会社員はあまり評価されにくいのでしょうか、全員参加型とするために会議を重ねて社員の
    意見のベクトルをあわせることで進めていくので、個人プレヤーが少なくなるけれど全員での取り組みが強い、というのが一般的な日本の会社の
    やり方になっているようです。
     
    会社の仕事の流儀は、その会社の歴史・トップの雰囲気が育てていくので、必ずしも一定では無いのですが、経営方針・理念などのしっかりした
    会社はどの国でもきちんと成長することが多いのは確かです。トップの変更や環境の変化によって経営方針は変ることもあるのですが、経営理念
    はなかなか簡単には変りません。 会社活動でどのようにお金を稼ぐのか、会社活動を通じてどのように社会に貢献するのか等がはっきりしている
    会社には魅力を感じます。
    最近では、中国の会社でも、この経営理念を作って社会貢献するために会社経営を行っているという経営者と話したことがあります。このような
    経営者にはやはり情熱とオーラを感じて話していても非常に気持ちがいいものでした。 自分に無いものを中国の人から教えてもらい充実した
    一日だったことを幸せに感じる次第です。
     
     
     
     
    June 16

    豪雨の後は。。。。。。熱い日々。。。

    先週は、当地は毎日豪雨が襲う日々が続きました。
    朝から雷が鳴り、一転俄かに曇ったかと思うと、大粒の雨と共に雷の来襲。一時間に50mmのバケツをひっくり返すような雨に仕事をしていても
    おっかなびっくりのスタッフが多いこと。。。もっと気合入れて仕事しろと言ってたら、課長の横の窓枠から水漏れ、かわいそうに課長はパソコンを
    濡らさないように傘をさして仕事してました。
    こちらの工場は建設当時にケチったおかげで、2年経っただけですが、あちこちに色々とガタがきており、修理対応の部門は大雨が降るたびに大忙しで
    工場の中や事務所を走り回っています。
    大雨のときには心配していなかったのですが、先週はついに計画停電の話が出てきました。結局ピークの際の30%を削減しろというもの。但し、
    これは努力目標ですと言っていた先月と違い、今回は宣誓書にサインをしろと言ってきた。よほど電力が足らないのか、周りの工場に比べれば
    比較的優遇されていてもやはり、節電はMUSTとなっている。
    この地域では既に電力供給計画が大幅に遅れており、どうしようもない。。と思っていると、一方で、香港に送電する電力は(香港政府が高く
    買ってくれるので)しっかりと発電して儲けている。結局は儲ければ何処でもOKというご都合主義。
    さて、今週は梅雨前線がついに当地を離れ、日本に向ったようですから、暑い日々が続きそうです。。。。電力会社への熱い怒りも続きそう。。。。。。
     
     
     
     
    June 10

    初乗り 中国新幹線  列車はいいけど。。。

    昨日はお客様をお連れして中国鉄道部(日本の元国鉄の雰囲気)が国産と誇る新幹線に乗って深センと広州を往復してきました。
    この列車は 日本語にすると ハーモニー(調和)号といわれており、深センー広州間180Kmを1時間弱で走るというものです。
    一時間に4本という頻度で出ているので、中国では、前日予約も無く、当日駅に行って購入するという方式です。
    お客様といっしょなので、奮発して一等車に乗るのですが、片道95元(約1500円)です、ちなみに二等車は75元でして、日本と同じ
    一等車は一列4名、二等車は5名となっています。
     
    さて、早速当日お客様と駅に行ってチケットを買って列車を待っていると、と出発時間が近づくと なにやら待合室が大混雑していて、
    何だ?何だ?と思っていると、車両故障にて一時不通とのアナウンス。
    買ったチケットは10時30分発ですが、全く11時を過ぎてもアナウンスされず????いつ出発???と思って駅の係員に聞くと
    「その列車はキャンセルされました。」
    とあっさりと言うので。唖然。。。。。。。どうすれば良いのかと聞くと、チケット売り場で別の列車に変更してもらってくださいとの事。
    何もアナウンスが無く、勝手にキャンセルしている事をクレームすると、その列車は予約人数が少ないので、キャンセルすることで
    30分前に決定、何なら、他の列車なら自由席で行かれるので良いのでは?と全くキャンセルの申し訳なさも反省も無く、言われてしまった。
    こちらは一等席を買っているのでこれに乗れるかと聞くと、それは不可能との説明。
    この係員では埒があかないので。結局チケット売り場で再度30分後の列車に変更。何とか2時間遅れで列車に乗ることになった。
     
    さて、このようにドタバタして少々疲れたのですが、乗った列車はCRH1型と記載されており、形は新幹線に比べると電車の鼻が短く、
    香港空港で走っているフランス製の列車ににていて、どうもフランス製のような雰囲気。トイレも中国の鉄道にしてはきれいで
    清潔。やはり日本の新幹線の向こうを張っているだけの事はあります。
    食堂車もあり、1時間の旅用にしては少々豪華すぎる雰囲気。一等席の座り心地もまずまずですが、残念ながら、中国の軌道はまだきちんと
    整備されていないのか、ゆれが結構激しいと思われました。最高速度も200kmですので、やはり、列車は良くても軌道の整備が
    追いついていないのでしょう。
     
    1時間の列車の旅はあっけなく終わったのですが、感想として、ハード面はかなりのグレードまでアップしてきたので、新幹線として許せる範囲に
    なってきたとは思うのですが、ソフト面(遅れの際のお客様への対応、キャンセルの表示等)は昔の日本の国鉄以下、親方日の丸(中国ですから
    親方共産党かな?)がもろに出ていて、全く不満足。 まずは列車の整備よりも人の教育が先だなぁとつくづく感じた列車の旅でした。
     
     
     
     
    June 02

    またまた、今年も熱い夏

     今年も暑くなってきました。そしてクーラーの欠かせない季節になって、また「熱い」季節が始まります。
     先週の事ですが、突然の停電。工場は停電すると、作りかけの製品がお釈迦になってしまい、大損です。
      早速、電力会社(ここは発電会社と配電会社が分かれているので、配電会社の方)にクレームに行くと、
     「お宅はまだ一週間に一度しか止めていない特別地域だから文句を言うな。その周りの地域は一週間に
     3日停電してもらっている。」 なんていう言い方。 (まず第一段階の熱さ)
     日本の常識は中国の非常識、電力配電会社には電力供給責任という言葉は全くありませんでした。
     電気の使用量が大幅に増えても、発電所がまわらなければ配電会社には責任はありません。という事。
     
     それでは電力発電会社はどうなっているか?ということで、政府の電力部門に確認すると、 今年は
     予想以上に民生用の発電に食われており、工場用の発電は完全に不足している。その不足分を
     民間の発電業者の発電所から買おうとしても、値段が合わないので買えない。だから電力不足になっている。
     という言い方。つまり発電量はだせるが、ガスや原油高から採算の合わない民間業者は発電所を回さず
     電力配電会社が高く買うのを待っているので電力が足らない。 (第二段階の熱さ)
     
     政府の電力部門にとっては、高い電力を買ってまで、工業用の電力確保をするつもりは無い。挙句の果てには
     自分で発電設備を持って対応してはどうかという説明(第三段階の熱さ)
     電力会社との契約では電力供給が停止する前には予め連絡があると記載されているが、今回は突然の停電
     であったことから、それに対するクレームレターを弁護士に作成させて提出するも、レターの内容を読みもせず
     辛抱するのでなかったら、電力契約は解消しましょうか?という脅しとも取れる言い方。
     投資を呼び込みすぎて、電力需要が予想よりも40%多くなってしまい、あたふたしている間に、突然の電力供給
     停止に踏み切ったものらしいが、繁華街の電力は確保しているので、全く市民生活への影響は無いと豪語して 
     おりました。 (最後にきれた熱さ)
     
     これからもっと暑くなるというのに、最初からこの調子では、先が思いやられます。 (ハァ)